中距離恋愛
夏帆に、今日の結果をメールで教える。
すぐに返事が来る。
今は、こんな些細なやり取りが嬉しい。

でも、それから1時間後にかかってきた大地からの電話に、そんな嬉しさは消えてしまう。

『もしもし、剛か?』
電話に出ると、なぜか大地のテンションが高い。

『今日の試合、どうだった?』
「あぁ。なんとか2勝してベスト4に進んだよ」
『そっか、すごいな。
おめでとう』
「ありがとう。
…それより、何かあったのか?
先週言ってたストーカーの件、気になるんだけど…」
『あぁ。大丈夫だよ。
土曜日にしっかり言ったから。
今週も迎えに行っているけど会わない。現れなくなったよ』
「じゃあ、良かった」
『それでさ。
今日、夏帆を食事に誘って、今まで一緒にいたんだ』
「えっ…?
そうなんだ…?」

じゃあ、大地と一緒のときにメールを返してくれたと言うことだ。

『…それでさ。
俺、夏帆に告ったから』
「………はっ?」

意味が分からなくて思わず聞き返す。
多分、マヌケな顔をしてるんだろうな…
大地が目の前にいなくて良かったよ。


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