永遠を君に
あたしはあれから学校に行きづらくなりながらも一人でかんばって学校へいっていた。

学校について、教室へ入ると、何時ものようにあたしが教室に入ってきていないかのように話をしていた。

今日もみんな挨拶してくれないんだね・・・。

咲だけはあたしをチラッと見るけど、その時の目つきはまるで「アンタなんて死ねばいいんだよ。」っていってるような目つきであたしの背筋ばゾッと寒気がした。

咲まで・・・。とりあえず高校だけは卒業できるようがんばらなくちゃ!

そうやって毎日自分を慰めては、カズに愚痴を聞いてもらっていた。

放課後の誰もいない教室であたしはカズに愚痴をいっていた。

「はぁ・・・。みんな冷たいよ。」

「俺がいるだろ、なっ・・・?」

カズはあたしの頭をそっと撫でる。

カズの何気ない気遣いが逆にあたしの胸を締め付けている。カズはなんでこんなにあたしに優しくしてくれるのかが全く分からなかった。

「咲、親友だと思ってたのに。」

泣きそうになった。一人という孤独感があたしを襲う。あんなに楽しいと思っていた高校生活がカズとあっただけで簡単に崩れてしまうなんて。あたしはいつも孤独でいることを嫌っていた。ユウがいなくなったときのあの孤独感と一緒だったから。

「ラン、あんまり自分の中にためすぎるなよ?後で苦しくなるのは自分だからな。」

「うん。」

「カズ、あたしね、どうすればいいのかな?」
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