夏は恋する季節


だんだんと落ち着いてきた



泣いている間もずっと了は背中をさすっていてくれていた



まるで、今までの冷たかった了は嘘だったみたいに





「大丈夫か?」


「う、うん。ごめん」



よしっ、と了は立ち上がって歩きだした



「行くとこ、決めてんの?」


くるっと了が振りかえる


「うん、う…」


行き先を言おうとすると了はピンっと指をあたしの唇の前でたてた


「しっ、なんとなくわかるから」




なんとなく、わかるの?








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