泣き虫な私と優しい君。
李鳴×出逢い。
私はあの日から前に進めた。
.・*・.・*・.・*・.・*・.・*・.

わざわざ遠くの学校に通うのが
めんどくさくて近くの高校に
進学を決めた私。
学力はよくもないが悪くもなかった。

校長や先生方のだるい話を
ただ座って聞くだけ。
そんな入学式を終えて教室にいる。

仲がいい友達はみんな別の
高校に行っちゃって
友達作んないとなーって考えてたのと
同時にドラマとかマンガみたいな
恋できるかなぁーなんて
思いなが教室の中にカッコいい人が
いないかキョロキョロしてた。

いない…。
カッコいい人なんて1人もいなかった。
((え。うそでしょ⁉︎))なんて
心の中で思ってると席の近い女の子に
話しかけられた。

「うち李鳴!米田李鳴!
席近いしこれからは
友達ってことでよろしくー!」

テンションの高めの子で
気が合いそうな感じがした。

「ねー。このクラスの男子
なんでこんな地味なの⁉︎
夢の青春がぁぁぁあー」
なんて李鳴が言ってる。

私と同じこと考えてる人いんだな。
なーんて思って
先生の話も聞かず李鳴と話してた。

先生のさようならの一言に続いて
みんなが『さよならー』その日は
終わって李鳴と校内でイケメン探しを
することになった。
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