僕が霊を信じた日
真夜中、男は襖から出た。

そして、リビングへと足を踏み入れた。


すると、ソファには和男が眠っていた。


男は忍び足で去ろうとした。
だが、床に置いてあった缶ビールに気付くことなく倒してしまった。


それによって和男は目を覚ました。


男は慌てて、和男の上に騎乗乗りをして、片手で口を塞ぎ、もう一方の手で首を絞めた。


あっけなかった。和男は抵抗することすら出来ずに死に絶えた。
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