僕が霊を信じた日
その部屋に入ると、驚愕な光景が脳裏に焼き付いた。


霊能力者が足をばたつかせて、天井に吊されているではないか。


それも首に長い髪が巻きついて。


天井から、青白い女性が顔を出す。


まるで僕達を待っていたかのように、吊されていただけの霊能力者が、不思議な力によって左右に揺れ始める。
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