Queen of the Night
「な⁉︎
き、貴様、ガキどもがどーなっても…」


「あら、残念。店主さん。
もうこの中に誰もいないけど?」


「…⁉︎」


子どもたちがいたテントの前には、
同じくフードを被り仮面をつけた女がいた。

『やっぱり…』


あたしは気づいていた。
もうひとりの魔力を持つ者がいたことを。


「こっちは大丈夫ー!」


「あぁ!」


仮面の女は戦う男に合図する。


「残念だったな、店主!」


フッと笑う仮面の男。

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