黄昏に香る音色 2
4限目の授業が終わり、教室を出て、職員室に向かうゆうの前に、いきなり、淳が立った。

「本田先生…。どこに行ってたんですか?」

ゆうは、淳に近づいた。

淳はニヤッと笑い、

「牧村先生」

「?」

淳が一歩、前に出た。

「あんた…うざいよ」

「な…」

ゆうの体に、痛みが走った。

「消えろ」

淳の隠し持った包丁が、
ゆうの下腹に刺さっていた。

「本田先生…」

淳は、包丁をゆうから抜いた。

ゆうは、廊下の壁に倒れ込んだ。


血の付いた包丁を持った淳の姿を見て、

昼休みの為、廊下に出てきた…生徒たちが絶叫した。

「きゃーっ!」



淳は、ボストンバックを持っていた。

そこから、瓶を取り出し、ライターで火をつけた。

それを、廊下にいる生徒たちに投げつけた。

火炎瓶だ。

廊下で、爆発する。

阿鼻叫喚の状態になる。

「どけ!クズども」

火炎瓶を持って、包丁を振り回しながら、

「クズから生まれた…クズどもがあああ!」

淳は、生徒たちに襲いかかっていった。
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