黄昏に香る音色 2
追憶のロンリネス
明日香が、去った会長室。

一人残された会長は、机の引き出しから、一枚の写真を出した。

一人の美しい女性が、写っていた。

「千春…」







時祭光太郎は、学校の近くにある桜並木で、心を奪われた。

向こうから歩いてくる少女に。

一目惚れだった。

風が吹き、桜の花びらが舞う中、

まるで、花びらのトンネルを潜ってくるように…

少女は、光太郎に近づいてくる。

少女は、桜そのものだ。

恋とは、突然やって来て、すべてを変えてしまう。

少女の名は、香月千春。

桜の季節が終わる頃には、二人は恋に落ちていた。




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