天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「なんという…お力…」

ギラが膝を落とし、

「強い…」

サラは、吹っ飛んだ。


「弱いな~」

あたしは何げに、トンファータイプとなったチェンジ・ザ・ハートを、くっ付けて見た。


すると、巨大な槍になり、

あたし、はそれを振り回した。

それだけで、竜巻のようなエネルギーが沸き起こった。

「凄い…」

自分自身で興奮しだすと、体から電気が発生し、竜巻に絡み付く。

「これは…」

目を見開くギラとサラは、身の危険を感じた。

「えい!」

勢いよく振り落とした槍から、風と雷の共鳴した塊が、放たれた。


「何と!」

ギラとサラは、この塊を受けることを諦め、その場でテレポートした。

ギラとサラが避けた為、あたしの雷撃は、城の周りに咲く向日葵畑を直撃しょうとした。


「しまった!」

この花畑を管理しているのは、お母様である。

あたしは、調子に乗って、技を放ったことに後悔していた。


すると、今まで動かずにいたバイラが、向日葵畑の前にテレポートして、片手を突き出した。

「バイラ…ブレイク」 

バイラの雷撃が、あたしの攻撃を相殺するはずだった。

しかし、それでも無理を悟った時、バイラはもう片方の手も突き出した。

バイラブレイクの二撃で、あたしの攻撃はやっと、消し去ることができた。


「よ、よかった…」

安堵の息をついたあたしは、胸を撫で下ろした。


そんな状況でありながら、バイラはただチェンジ・ザ・ハートを見つめていた。


(どうしてだ?)

バイラは、チェンジ・ザ・ハートをこの状況で、あたしに渡したことで、お母様を心配していた。


チェンジ・ザ・ハートがあるということは、お母様は丸腰で、防衛軍本部に向かったということになるのだから。


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