天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
老人の後ろから、声がした。

老人はその声に、聞き覚えがあった。振り返った先に、三人の男女がいた。

「お前は、クラーク・パーカー!」

「お久しぶりです。長老」

満面の笑顔を浮かべるクラークを真ん中に、左右に舞子と、西園寺がいた。

「クラーク!これは、何の真似だ!」

老人の叫びに、クラークはぷっと吹き出した。

「もう茶番はやめましょう」

「茶番だと?」

クラークは頷き、

「もうあなたの正体は、みんな知っていますよ。ラル…いや、闇の女神、アマテラス」

クラークの顔から、笑みが消え、鋭い眼光が老人に向けられた。

「き、貴様…」


クラークは、にやりを口元を緩めると、

「我々人類は、人類によってこそ、統治されるべきなのですよ」



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