天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「ここまでか…」

流氷が流れる海流の上に、フライングバイクを浮かべたクラークは、結界に覆われた大陸を見つめていた。

ロストアイランド。

魔王や人に追われた者達が、逃げ込む場所である前に、

先代の魔王レイを幽閉する為に、存在する場所。

入ることはできるが…出ることはできない。

ここ数十年、人が入った記録は残っていない。

魔法で、瞬間移動はできないが、結界は要因に入れるはずだった。

カードは使えない為、入口近くで用意しょうと思っていたが、やめた。

確か、人から迫害を受け、逃げ込んだエルフの血を色濃く残す民族がいるはずだ。

(つまり…食料は確保できるだろう)

クラークは、もしもの為に次元刀だけを召喚すると、腰のベルトにつけた。

「こいつだけが、必要だ」

ゆっくりとハンドルを握ると、クラークを乗せたフライングバイクは、海流に逆らいながら、ロストアイランドを目指した。




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