天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「フレア!」

ティフィンが、階段から玉座の間に、飛び込んできた。

「あの時…母親だけでなく、その子も殺していれば!我は、幽閉されることは、なかった」

「フレア!」

ティフィンの絶叫が、石で囲まれた玉座の間に、こだました。

「さっさと消えればよいものを…」

レイの手刀が、フレアの胸を貫いた。

「嫌なものを思い出させおって…」

レイは、手刀を抜いた。

フレアの胸から、鮮血が飛び散り、レイや倒れている赤星に、降り注いだ。



(あたしは…種火……。あなたの許で、輝くことはできない)
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