天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
闇の上に、彼はいた。

西園寺は生まれて初めて…恐ろしい程の絶望感を味わっていた。

「お主が、新しい安定者か?」

玉座に座る魔王に、西園寺は臣下の礼をした。

「お初にお目にかかります。王よ」

ライは、西園寺に頷いた。

「お主が、ここに来たということは…」

ライは、玉座から、西園寺を見下ろす。

「捧げます。人のいうものを!あなた様への忠誠の証に」
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