不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
デザートが運ばれてきて
「美味しいですね」
「……」
またご機嫌損ねたのかしら?
「涼は凛ちゃんが好きだって気づいているんですかね」
「そうだな、いくら何でももう気づい てるだろ。そこまで馬鹿じゃない」
「フフフ…そうですね。いつ告白するんでしょうね?って出来るのかしら?」
「そりゃ告白くらいすんだろ。だけど」
「はい?」
「凛ちゃんもすんなりOKしないだろ。涼の事を男として見てな いから」
「諦めるんでしょうか?」
「一回フラれたくらいで諦めるようなら本気じゃないな」
デザートのケーキを食べながら…やっぱり美味しいわ。
「食うか?」
「はい」
「ククク…物欲しそうに俺のを見てるし」
物欲しそうにって。
まぁ確かに否定は出来ない。
お皿を交換して
「涼はたぶん諦めないでしょうね」
「ん?」
「だって恭介さんの息子ですよ」
「……」
凛ちゃんも私みたいに迫られるのかしら。
「あ、でも涼は優しいし、凛ちゃんは私より確りしてますからね」
「お前なぁ」
「はい?」
「涼が優しいのは俺に似てるからだろ」
「はぁ?」
「ん?また車の続きやるのか?」
あっ!
そうよね、行きの車で散々自分は素直だとか言ってたわね。
「い、いえ。涼は恭介さんに似て粘り強いから」
「それ褒めてんのか?」
「は、はい」
「まぁ、いいけど。だけど見物だな」
「そうですね」