不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
第9章 先輩(3)



「おい藤倉、尾崎」

「はい」

「お前等、これから何か用事あるか?」

練習が終って着替えを済ませ帰ろうとしたら千葉先輩に聞かれた。

「別に帰るだけですけど」

「なら付き合え」

「えっ?」

「美女2人とハンバーガー食いに行くぞ」

美女2人って…もしかして。

千葉先輩に着いて部室を出ると、そこに先輩ともう1人可愛らしい感じの人がいた。

紹介をしてもらって…

どうも千葉先輩の彼女らしい。

先輩に彼女いたんだ。

さっき千葉先輩が先輩の手を握ってたから何か関係があるのかと気になっていたが…

バーガーショップに行くまでの間中、千葉先輩達は言い合いをしてる。

でもそれは喧嘩とかじゃなくて何かじゃれあってるみたいな見ていてこっちまで笑顔になれるつうか。

だが、片桐先輩って見た目とのギャップが凄すぎ。

「フフフ…吃驚したでしょう?」

先輩が俺達に

「千恵の見た目と中味の違いに」

「はぁ、まぁ」

俺達は何と答えていいやら。

「千恵は本当にいい子なの」

声を潜めて

「千葉君もあの千恵の男らしい性格にKOされたのよ」

「凛、誰が男らしいって」

「あ、聞こえてたの?ごめんね、でも事実じゃない」

「何言ってんの。私よりよっぽど男らしい凛さんが」

「あら~千恵さんには負けますわ」

「お前等どっちもどっちだろ。見てみろ。2人ともびびってる」

「えっ?」

3人の視線が俺達に。

「君達、私らが怖い?」

片桐先輩がニッコリ微笑みながら

「フフフ…千恵、後輩を怖がらせてどうすんのよ」

「アハハ…それもそうだ」

「ハハハ…」

千葉先輩や俺達も堪らず笑い出した。


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