不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



「ごめんなさいね、お待たせして」

先輩のお母さんが

「これをお母さんにお渡ししてくれる」

紙袋を渡された。

「私達が九州に行ってる間、凛がお世話になっちゃって」

「い、いや。こちらこそお世話になりました」

「これ、九州のお土産。今度陽菜ちゃんが来た時に渡そうと思ってたんだけど。涼君、お願いね」

「はい、ありがとうございます。じゃあ失礼します」

「気をつけて帰ってね」

「はい」

「涼君、ありがとうね」

「先輩」

「またね」

「はい」

先輩と別れて家へと

先輩『またね』って言ってくれたよな。

また逢えるんだよな。

何だろ俺

それだけで何か嬉しいって。

まるで俺の方が『乙女』じゃねえか。

はぁ~



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