双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
「じゃあ、この件は…後日まとめてもう一度提出するように」
「はい。
申し訳ありませんでした!!」
そう言い深々と頭を下げる男性社員。
「あぁ、次こそミスが撤回出来るような仕事を期待しているよ!」
ニコッと微笑む蓮先輩。
「は、はい。
精一杯頑張ります!」
表情がパッと明るくなり張り切って行ってしまう男性社員。
「…えっ?」
何が何だか分からない七海は、それを黙って見送る。
ドアが閉まったのを確認したように蓮先輩は、
「七海、遅い。
俺は、3分以内に来いと送ったはずだが…?」
「…すみません」
こんな広い会社内で、どう考えても3分内に来れる訳無いでしょーよ!!?
しかも、社長室は…最上階だし
そうツッコミたかったがグッと我慢する七海。