【完】ワガママクイーン
俺は百合愛と斗真の姿を見ながら思った。


今は付き合ってないみたいだけど
やっぱりこの二人、仲いいしいつかは付き合うのかな?
仲良しの幼なじみだしな・・・



俺はやりかけの宿題や勉強道具を片付け立ち上がった。



「優?どうしたの?」



「わるい・・・。俺、帰る」



「は・・・?」



不思議そうな顔をする百合愛に続けた。



「なんか・・・急に用事思い出した・・・!」



「用事って・・・?」




「じゃあ、そういうことだから!また、学校で!」



俺は嘘をつき、百合愛の家を後にした。



俺はいつでも弱虫だ・・・。
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