【完】ワガママクイーン
「ほら・・・」



そう言いながら俺は学と雪、斗真にお茶を渡した。



学は仕事に集中していて気づかなかったのか
返事は無かった。


雪と斗真は笑顔でありがとうだった。



最後は百合愛だ、俺は先ほどと同じ感じで渡した。




「ほら・・・」



「別に、わざとキャラ作らなくていいのに・・・」



ボソッと言われて、俺はドキッとした。




俺のこと・・・か・・・?




「悪いけど・・・俺、転校してきたばかりだから
家の片付けしないとなので、帰ります・・・」




「・・・っそ、お疲れ様」




そう言われ俺は、学校を後にした。




バレてたのか・・・?
そう思うと急に恥かしくなってきた。



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