【完】ワガママクイーン
その日は、かなり遅くまで
生徒会の仕事をしていた。


「はぁ・・・、なかなか終わらないわね・・・」



「うん・・・」



優の返事を聞き流し
二人で黙々と作業を続けた。


何故、私と優の二人しかいないのかと言うと
まず、雪と斗真は家の用事があるらしく

優の妹、花梨は塾があるようで
学も塾で既に帰っている。



「ねぇ、優・・・」



「ん・・・?なにか・・・?」



「なんか面白い話して」




「・・・え?」



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