【完】ワガママクイーン
放課後になり、俺は百合愛に呼び出された。


「優、ちょっと来て」



「え・・・?何か用ですか?」




俺は、自分でも不思議なくらい百合愛には敬語だ
生徒会長だからかもしれないけど。



「生徒会に来てちょうだい、紹介するから」



「は、はい・・・」



俺はすっかり彼女の前でクールに振舞うことを忘れていた。




生徒会の部屋の前に着き、何故か少し緊張し始めた。




扉を開けたら、そこにはたった2人のメンバーが居た。




「さぁ、入って」



「はい・・・」



俺が生徒会室に入ると、百合愛は俺の紹介を始めた。




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