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月香side
「嘘でしょ-!」((笑

「本当なの!!」


織姫月香、中学3年。
友達と談笑中。


((じゃかしいねんけど…))


私は学校が嫌いだ。
本性隠して優等生やってるのなんのって。
正直、学校の友達なんて
友達と思ったことがない。

発端は、去年の9月。


「引っ越し!?」


大阪でも不良少女やってた私は
引っ越しなんて考えてへんかった。
寧ろ、引っ越しっていう
単語の存在を忘れかけてた。
一応、女組長やってる身であって。
親には言ってないから
何も知らん訳で。


「引っ越しとか嫌やって!!」

「しゃあないやん、
 おとんの転勤なんやから」


そうおかんは言うけどさ…


((組はどないしたらえぇねん…))

「はぁ…」


うちのため息は、
親には聞こえなかった様で。

うちは組を辞め、西から東に移った。
今は学校社会やから
学校にばれへんかったら
就職には影響はない。
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