俺の魂を狂わす女
俺は沢木と軽くミーティングを済ませた。

マリはエントランスのドアを開けて

自分の軽に乗り

運転席でスマホを見ていた。

続いて沢木が自分の白いバンに乗り

手を振った俺に目を向けてエンジンをかけた。

すこしして2台がビル前から道路に出たのを

俺は2階の窓から眺めた。

あの二人、車2台でどこへ行くんだ?

まったくもって理解に苦しむ。

デスクに積んであるファイルの束を

キャビネットにしまい

パソコンに向かった。

顧客からのメールにひと通り回答を送信しながら

モニターを確認し更新した。

午前中はトラブルなく過ぎた。

昼飯をどうするかチラッと頭をよぎったが

スマホが点滅したので手を伸ばしてつかんだ。

玲香だ。

たぶん昼休みだろう。

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