好きになっちゃダメなのに。






キミのこと、絶対好きになんてならないと思ってた。


絶対分かりあえるわけないって思ってた。


あの頃はキミのこと、何も知らなかったのにね。

キミが本当は優しい人だってこと。

本当は、弱いところもあるってことも。


……全然、知らなかったね。




ねぇ、速水くん。

あの頃は、キミのことが苦手だったけど。


今は、心から思うよ。


────キミを好きになって、よかった。






*END*


< 306 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop