秀才くんの子育て日記


 俺にだけ優しい父を、義理の母はよく思ってなかったらしい。

 父がいない時には、俺に強く当たり、暴力までふるうようになっていった。

 心配した父は、学力の向上も含めて、アメリカに俺を送り込んだ。


 社長の父が、会社を開けて帰ってくることはできないし、俺を守れないと判断したからだ。

 父を嫌いになるなんて、ありえない。



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