秀才くんの子育て日記
「今日も遅くなんの?」
『んー、まぁね。あー、でも今日は家でやろうかなぁ……』
「ふーん。」
そしたらご飯も食べれるし。
カナデも見れるし。
よし、家でやろう。
ってか…………
『戻らなくて大丈夫?wwww』
ほとんどウチにいるナギ。
今日は休日だけど、平日だって変わらない。
最近はちょくちょく学校を休んで、父さんと健さんと話しあったりしてるから、ナギがいてくれると助かるんだけどね。
「だいじょぶ。ちょくちょく隣に行ってるし。」
『ならいいけど………なんかごめんね?』
毎日ごはん作ってるのはナギなわけで。
もはや家政婦さんみたいになってる。
「いい。あの人がいなくなるなら、それで。」
毎回返って来る言葉はこれ。
ナギの過去は聞いたし、傷も少しだけど見せてもらった。
最低な親だと心の底から思う。