Love Game
瑞季と漣(デート)



安らかな一時(ヒトトキ)の眠りから醒め

漣は穏やかな寝息をたてて寝ている。

そっとベッドから降りてシャワーを

コーヒーを沸かしながら

RuRuRuRu

「おはようございます」

事務所から。

明日のスケジュールの変更の連絡だった。

ガチャッ!

「はい分かりました」

漣が寝室から出て来て後ろから抱き着いてきた。

もう!

退かそうとするんだけどガッチリと捕まえられてる。

「はい…はい、じゃあ明日は2時入りでいいんですね。はい…ありがとうございます」

ピッ!

携帯を切って

「ち、ちょっと漣てば」

「ん?」

「電話してるんだから邪魔しないでよ」

「邪魔なんかしてないし」

心外だとばかりにわざとらしく傷ついたような顔をして

「朝御飯しとくからシャワー浴びて来て」

「ん」

チュッ!

唇にキスをしてリビングを出て行った。

もう、ほんとに!



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