Love Game
「じゃあ帰るなんて言わないよな?」
「……」
「ん?」
「ば、馬鹿」
思いきり恥ずかしい。
漣が意地悪っぽくニヤリッと
「照れてる?」
「あ、当たり前でしょう」
「クッククク…可愛い」
は、はぁ?
「可愛くなんかないですから」
からかわないでほしい。
「可愛いよ瑞希は」
再び抱きしめて
「風呂入ろ」
「……」
何でそうなるの?
「先に入って。私はまだ後片付けあるから」
「待ってる」
『待ってる』なんだ。
手伝うと言う発想はないんだよね。
「瑞希」
漣の腕から離れて
「先に入って下さい。ねっ」
私の強い視線に負けたのか
「分かりました。入って来ます」
諦めてソファーから立ち上がりお風呂場の方へ行きかけドアのところで振り返り
「帰るなよ」