エリート同期のプロポーズ!?
テーブルに置かれた、豪華なデザートプレート。


少しずつ、色々なケーキやソルベやフルーツや……


ううーーっ、美味しそう。


とりあえず、これを食べてからよく考えよう。



……?


デザートプレートと、ティーカップの間に小さな箱。


……この形状。



まさか、と思い、恐る恐る手に取る。


大きさの割に、重い。


まさか……


箱の蓋は、あたしの指を待っていたかのように勢いよく跳ね上がり、パカッと音がした。


……キラキラと輝く、指輪……。


はらり、と出てきた紙には


『サイズはいずれ一緒に合わせにいこう♪』



……ぎゃーーーーーーーーーーーー。


や、やっぱりあの人おかしいって……。


あたしはとりあえずまた箱の蓋を閉じたものの……


ヤバい、あの人の連絡先聞いてないんだけど……???
< 110 / 376 >

この作品をシェア

pagetop