エリート同期のプロポーズ!?
ふと、さっきの志帆の言葉が頭をよぎる。


顔が赤くなる。


やだやだ、変なこと言われたから……


意識、しちゃうじゃん。



二人で見た、あのシーンがよみがえる。


沙耶香ちゃんは、誰とご飯を食べていたんだろう……。


沙耶香ちゃんと、あれから話したの……?


「……李花?」


央に呼ばれて我にかえる。


「あ、うん、もー、しょうがないな、付き合うよ」


「おーーーーサンキューまじで。俺、こんな夜に一人で食べてたらナンパされちゃうから」


「ハイハイハイ、そーね。か弱いもんね」




あたし達はしょうもない話をしながら、並んで歩く。


うん、やっぱりこれって、しっかり友情だと思うな。
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