エリート同期のプロポーズ!?
絢斗君が来るなり手を握ってくる。


ひんやりと冷たくて、一瞬身体がびくっとなる。


ペースに飲まれないようにしなくっちゃ。


「まりかちゃん、来てくれてありがとう」


「て言うか……指輪」


指輪をケースごとテーブルの上に出す。


「あ、やっぱり、サイズ合わなかった??指細いもんね」


「そうじゃなくて……」


駄目だ駄目だ、このペースじゃ気がついたら双子を妊娠しかねない!!!(イメージ)


「サイズはすぐ直せるから」


「じゃなくて、一旦返す!!!」


「……ん?やっぱりあげ方にムード足りなかった?インパクトはあったかなーと思うんだけど……」


「そうじゃなくて……」


わざとなのか天然なのか。


絢斗君のペースは、中々崩せない。
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