エリート同期のプロポーズ!?
そっと絢斗君の横顔を見てみる。


その、整った顔立ちからは、何も読み取れない。


たまに見せる幼い表情が、そういう事情から来ているのだとしたら……


あたしは、絢斗君に一体何がしてあげられるのだろう。



「……なんか付いてる?俺の顔」


ギャーーーーーーーー!


「ごめん、そっと盗み見るはずが……」


思いっきりガン見していたらしき、あたし。


「なんで盗み見るんだよ、普通に見なよ!」


絢斗君が楽しそうに笑う。


そうね、本人に対して『盗み見る』って言うのもどうかと思うわね。

もう遅いけど。


「綺麗な顔だなーって思っただけ」


怪しまれないように言ったつもりの台詞が、何だか間抜けで。


また、俺はイケメンだからね、と言われるなーなんて思っていたら……。


「うん、母親にそっくりなんだ」


フラットなトーンで、絢斗君が言う。
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