エリート同期のプロポーズ!?
「……でね、見ちゃったんだあたし。ねー?」


当然、一皿で終わりだと思ったらしく、志帆が話しかけてくる。


……仕方ないので座ることにして。


ここを振り切ってパスタを別皿で持ってくるほど、自由に生きてないです、あたし……。


同意を求めてきたわりに、あたしの返事を大して待たずに話を進める志帆。


「マドンナがね、彼氏と来てたの!」


「うっそー?!マドンナ、彼氏いたの?!」


二人のトーンがまるっきり、ドラマでよく見る


『給湯室のOLお喋りトーン』


なことに、笑ってしまいそう。


「彼氏って……どう?やっぱ、イケメン?それとも、意外とおじさんとか?」


「それが、後ろ姿しか見えなくて……でもね。絶対アッツアツのイケメン彼氏!」


「分かんないじゃない、それ。友達かもよ?ビアガーデンだし……」


「違う違う、こうよ、こう。グッと、腕を組んでたもん!友達とこんな密着しないでしょー?」


志帆が白熱して、あたしの腕を取る。


あたしも見たわけじゃないから分かんないけど、志帆の再現では中々にべったりとくっついていて。
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