エリート同期のプロポーズ!?
「今、呼び出すから、待ってて」


スマホを手に取る。


これでいいんだ。


絢斗君のしていることは無駄で、


央には何のダメージもなくて、


そもそもの誤解を解いて絢斗君と央は仲良し兄弟でいてもらって、


あたしは一人で勘違いをしていただけで、


央に大事に思われているわけじゃない、


勿論絢斗君に好かれていたわけでもない、


あたしは絢斗君の逆恨みに巻き込まれただけ。


もう、答えは出てる。


♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪



スマホを持つ手が震える。


絢斗君が手を出し、


「ここの場所とか説明出来ないだろ?代わるよ」


言いながらあたしの手からスマホを取る。


ああそうだよね、と渡したけれど……。


あたしの名前が表示されてる電話を取ったら、絢斗君が出るのってどうなの……。


だからと言って、どうにもできず絢斗君を見つめる。
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