エリート同期のプロポーズ!?
出なければいいのにな、と念じながら見つめる。


央に悲しい思いをさせたくない。


今あたしがしようとしてることは合っているのかな?


「あ、もしもし」


……出たっぽい。


央が、電話に出たんだ……。


音が少し漏れるけど、何を話しているのかまでは聞き取れない。


「……そーそー、俺」


『絢斗君が嘘をついている』というわずかな望みも断たれた……。

やっぱり絢斗君と、央はちゃんと面識があって。


当たり前なんだけどね。


央の口からも、″絢斗″って出てる訳だから。


それでも、この二人が別々に育った双子という残酷な事実は嘘であって欲しかった。


絢斗君が電話しながら車の外に出てしまう。


……別に聞き耳たてる訳じゃないのに(たてるけど)。
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