エリート同期のプロポーズ!?
ここからが大事なところだと言うのに、着信を受けた央がスマホを片手に席をたつ。


信じられない……あたしなら、電源切ってでも話の続きを聞くのに!!


そこが、同じ独身チームとは言え、男女の差なのかも?


「……でね、」


いけない、集中集中。


「なんか、あたし実は合コン疲れてきちゃってさー。あ、みんなには、じゃんじゃん行ってるみたいに話してたけどね」


「行ってなかったの?」


「いや。週3を週1に……」


「それ、頻度高いから!!」


志帆がまるっきりあたしの気持ちとだだかぶりなので、ウンウン頷きながらあたしは無言で聞き役に徹する。
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