私の師匠は沖田総司です【上】
天宮さんの事は早めに手を打った方がいいかもね。
「よし」
僕は天宮さんがいると思われる部屋の襖に手を掛けた。
「天宮さん!」
勢いよく襖を開けたんだけど
「キャーーー!!イタッ!!」
部屋の中にいた天宮さんが悲鳴をあげて、そして手を押さえた。
一瞬、何が起きたのか分からなかったけど、天宮さんの膝の上にある浅葱色の羽織と傍にある裁縫道具を見て理解した。
僕が驚かせたから裁縫の針で自分の指を刺したんだ。
その証拠に人差し指から赤い血が出ていた。
「組長……?」
「ごっ、ごめんね!天宮さん!」
僕は天宮さんに駆け寄り、彼女の手を取ってすぐに血が出ている指を口に含んだ。
傷を消毒するように細い指に舌を這わせると、天宮さんは目を見開いた。
「やっ、やめてください!!」
「えっ、でも」
「これぐらい大丈夫です!だから手を離してください!」
天宮さんは僕から離れると、すぐに部屋を出て行ってしまった。
遠くなる足音を聞きながら僕は激しく痛む胸を押さえた。
僕……、また天宮さんを怒らせた?と言うか、拒絶された?
ははっ、そうか、そうだよね。
怒ってる相手に触れられるの、いやだよね。
「はぁ……。もうこれ無理じゃないかな……」
ここまで怒らせたら、亀裂がはいった関係は修正不可能だ。
最悪……。
僕は胸の痛みに耐えながら、天宮さんの部屋を出て行った。
「よし」
僕は天宮さんがいると思われる部屋の襖に手を掛けた。
「天宮さん!」
勢いよく襖を開けたんだけど
「キャーーー!!イタッ!!」
部屋の中にいた天宮さんが悲鳴をあげて、そして手を押さえた。
一瞬、何が起きたのか分からなかったけど、天宮さんの膝の上にある浅葱色の羽織と傍にある裁縫道具を見て理解した。
僕が驚かせたから裁縫の針で自分の指を刺したんだ。
その証拠に人差し指から赤い血が出ていた。
「組長……?」
「ごっ、ごめんね!天宮さん!」
僕は天宮さんに駆け寄り、彼女の手を取ってすぐに血が出ている指を口に含んだ。
傷を消毒するように細い指に舌を這わせると、天宮さんは目を見開いた。
「やっ、やめてください!!」
「えっ、でも」
「これぐらい大丈夫です!だから手を離してください!」
天宮さんは僕から離れると、すぐに部屋を出て行ってしまった。
遠くなる足音を聞きながら僕は激しく痛む胸を押さえた。
僕……、また天宮さんを怒らせた?と言うか、拒絶された?
ははっ、そうか、そうだよね。
怒ってる相手に触れられるの、いやだよね。
「はぁ……。もうこれ無理じゃないかな……」
ここまで怒らせたら、亀裂がはいった関係は修正不可能だ。
最悪……。
僕は胸の痛みに耐えながら、天宮さんの部屋を出て行った。