惑わしの5days・番外編集
帰りの電車が来るまで時間を潰そうという謙亮の提案で、私と謙亮は遊園地内にあるカフェに避難。


「こっから駅まで歩いて10分だ。だから後30分経ったら出るぞ」


「分かった」


これからのスケジュールを確認し、お互いに注文した暖かい飲み物を飲むと、暫く無言になった。


コーヒーを飲む伏し目がちな姿すら様になっている謙亮から目を逸らし、私は窓の外へ視線を向ける。


仲良さそうに園内を歩くカップルを見つけると、私と謙亮も周りからはあんな風に見えていたのかな……と、ちょっと切なくなった。


「光…悪かったな」


「えっ?」
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