片恋《涙》短編
この野郎。
気にしだしたら、止まらなくなってた。



いつも、クラスの中心に居て、やたらウルサい奴の事が…






ある日



夕方、誰もいなくなった教室で佇んでいた男



ケータイを見ながら、泣き出してしまいそうな顔をしていて、思わず声をかけてしまったのが運の尽き。




「ヒーメー聞いて!!」



懐かれた…



「彼女の事なんだけどッ!!!!」



しかも、相談役になってしまって…



「女心なんて分かんないから、アドバイスを頼む!!」



そして、後で気付いた。



このバカの事が…



好きだと…。



< 1 / 17 >

この作品をシェア

pagetop