日記
出会い
高校に入って
私ゎ勉強に明暮れていた。
いつもなら真直ぐ家に帰って勉強するつもりが.....何故か気分で学校の図書室で調べモノ。


誰もいなぃ。


はず....だった。


ガタンッ




本棚の方から物音が聞こえた。

.....誰かいたんだぁ。


気にせずメガネをかけ,古文の勉強を始めた。

..............

どれくらいの時間が経ったのだろう。


伸びをして,ふと窓際の席を見てみると

一人の男子が座っていた。

見たこともなぃ人だった。


カーテンが揺れる度に彼の茶色味掛かった髪がサラサラとなびいた。


色が白くて
細身で, 髪は少し耳にかかるぐらぃ。


グリム童話に出てくる王子さまの様な人だった。

うつむき加減で読書している彼の横顔に見とれていた。彼はイキナリ顔をあげ。


私ゎ急いで顔を背けた。


彼は窓から空を見上げ
どこか,悲しそぅな表情を浮かべてた。



家に帰っても彼の,あの表情が忘れられなかった。


なんなんだろぅ。
胸が痛む。

勉強なんて手におえなくて。

初めて塾を休んだ。


誰なんだろぅ。
せめて名前だけでも。

そぉ思い,次の日も図書室へ足を運んだ。



だけど,誰も居なかった。


休み時間は結構廊下を歩くようにしてるケド,彼はみつけられなくて。


一週間後


今も私は図書室に通っている。


来ないって分かってたケド もしかしたら....そぉ思うと自然に彼が座っていた席に座ってた。



風がやけに爽やかだった。

グリム童話―3ペ-ジ,25行目




トントン。




誰かが私の肩を叩く


〔まだ閉館の時間じゃないよね??〕


振向いたそこには








彼だった。
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