いじめてあげる。

第二部










「いっちゃんいっちゃん、」

「あ?」

「あれ見て」



トントン、と壱夜の肩を叩き空を指差すウサギ。
もちろん壱夜は人間の心理かなにかでウサギの指につられて空を見ちゃうわけで。
それを狙ってウサギの持つホークが壱夜のウィンナーを捕らえた。



「たこさんウィンナーもーらいっ♪」

「、てめ…っ」



パクッとたこさんウィンナーを頬張るウサギに拳を構える壱夜。
そんな小さな事で喧嘩をされては困る、と焦って莉奈が壱夜をなだめ始めた。



「ちょ、それくらいで拳かまえないでくださいよっ!」

「そうだよいっちゃん大人気ないなー」

「…」

「ウサギ先輩も十分大人気ないです!」

「えー、」



ぶーぶー、なんてアヒルグチで懲りずにたこさんウィンナーを奪おうとするウサギ。



「だめ!」

「いーいじゃーん!壱夜は莉奈ちゃんから愛妻弁当じゃん?なのに俺は焼きそばパン?どう見たって差別でしょー!?」
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