いじめてあげる。








「黙って食えねーの?お前」



ムカッ



「ちぇっちぇっ。自分は愛妻弁当があるからってさ?」

「ウサギ先輩…つば飛ぶんで黙ってください」

「!莉奈ちゃんまで…うわぁあぁぁん母ちゃんの赤でべそーー!!(泣)」

「なんで赤でべそが関係あるんですかっ」



てゆかまじでつば飛んでるんでっ!



「わんわんうるさい」

「おまえの弁当なんかこうしてやる!」

「!」

「あ!」



イチゴミルクのストローを壱夜の弁当に向けて勢いよく握りつぶした。



ブシュー!



「…」

「たこさんウィンナーくらいでけちつけるからこうなんだからな!ちくしょーっ」

「ちょ…」

「ウサギ」

「なんだよっ(泣)」

「お前後で血祭りね」

「壱夜先輩もなにゆってんですかっ汗」



ぐちゃぐちゃになった弁当の隣で睨み合う2人。



〜〜どっちも大人気ねー!!



「わかりました!」

「あ?」

「明日からウサギ先輩の分もお弁当作ってきます。それでいいですよね?」

「え…ほんとに?…」

「本当です」

「やっっったー!」

「こんな奴の分まで作んなくていーよ」

「いっちゃんは黙ってて!莉奈ちゃんありがと愛してるあいらびゅー♪」

「大袈裟…(笑)」
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