ルージュのキスは恋の始まり
『辞書くらいの厚さになるけどいいの?』

 こいつなら本気でそれくらいの用意しそうだ。

 想像しただけでゾッとする。

「あ?やっぱいい。・・・・お前過保護過ぎるから」

『俺の愛は深いんだよ』

「言ってろ。俺は俺のやり方でいく。弟じゃないからな」

 俺が呆れると大河が電話越しにクスクスと笑った。

『まあ、頑張って』

「・・・・」

 一応ライバル?からのエールにムッとする。

『俺は玲王が現れてくれて良かったと思う。美優には普通に結婚して、子供も生んで幸せになって欲しい』

「結婚式で祝福出来る自信あるのかよ?」

『もちろん。俺は美優が幸せでいてくれるなら他には何も望まない。それから、ストーカーがそろそろ美優に接触してくるかもしれない。美優から目を離さないで』

「わかった」
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