ルージュのキスは恋の始まり
 びっくりして飛び起きると、玲王が私を見てニヤリと笑った。

「可愛くない悲鳴。ギャーってなんだよ」

「え?え?え~‼」

 何で玲王とベッドにいるの?

 しかも、何でこんなに密着してるの?

 心臓がばくばくいってる。

 昨日何があった?

 私無事なの?

 着ている服を確認するが何かされた様子はない。

 噛まれた耳を押さえながら1人青くなっていると、玲王にコツンと頭を軽く叩かれた。

 彼には私が何を考えているかなんて全てお見通しらしい。

「襲われたのは俺。おまけにこの腕、お前のせいで5分は痺れて動かせない。お前、全然覚えてないのか?」

 玲王が右腕をぶらぶらさせながら、呆れた顔で聞いてくる。

 私が襲ったってどういう事?

 全く記憶がないんだけど・・・・。
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