ルージュのキスは恋の始まり
「玲王らしいですね。それで、IQ200の頭脳どこで生かすんです?」

「そう急かすな。俺だって色々考えてる。これからは本気でいく」

「やっとですか。モラトリアム脱する気ないのかと半分諦めてましたよ」

「・・・・」

「じゃあ、バカ殿ごっこも止めるんですね?いい加減、毎晩クラブに通うの飽きました」

「そうだな。クラブ活動は止める」

「なにがクラブ活動ですか。ただの女遊びじゃないですか。演技と言いつつ楽しんでましたよね」

「・・・・」

 こいつの毒舌なんとかならないのだろうか。

 涼しげな顔で俺がいらっとすることを平然と口にする。

「それで、勝算はあるんでしょうね?後継者決定の12月までに、果たして会長はあなたを認めるのか」

「誰に物を言ってる?じじいの要望通り、短期間でこの会社立て直す。弊害になる取締役連中は今週中に切れよ」

 俺の言葉に片岡はハーッと深い溜め息をつく。
< 20 / 391 >

この作品をシェア

pagetop