ルージュのキスは恋の始まり
『・・・・あんた重症ね。調子狂うわ。私も探してみるけど、見つけたらちゃんと話をしなさいね』

「ああ、悪い」

『・・・俺様じゃない玲王って気持ち悪』

 また、ブチッと電話が切れる。

 どいつもこいつも・・・・。

 気持ち悪って何だよ。

 グシャグシャと頭をかきむしる。

 美優がいなくなってやっと実感する。

 彼女がいない家なんて耐えられない。

 また、最初の頃のように一緒に食事出来るだろうか。

 美優の可愛い寝顔を見ながら寝ることは出来るだろうか。

 今思えば・・・・あれは俺にとって至福の時間だった。

 もう取り戻せないのか?

 本当に?

 美優からの連絡を待つが、日付が変わっても彼女から連絡はなかった。
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