いつだってそこには君がいた。



どうしよう。どうしよう。


私、普通かな……?
おどおどして、変じゃない……?


今まで、こんな風に誰かと親しく話したことって、ほとんどないからわからない。


おかしいって、思われたくない。
普通でありたい。

だけど、その普通が、わからない。



「よっしゃあ、やるぜ〜」



歩いて15分ほどしたところにあるボーリング場。

みんなで受け付けを済ませて、ワンレーン5人ずつでチーム分けをした。



「負けたチームは勝ったチームにジュース奢れよ!」


「いいぜ!本気だすかんなぁ!?」


「ちょっとぉ、なに男子で決めてんのよ!」


「賭けねぇと面白くねぇーじゃんっ」



みんなが盛り上がってるなか私はひとり、心臓をバクバクにして立ち尽くしていた。


ううう、どうしよう……。


勝敗を競うなんて、聞いてないよぉ。
きっと私、チームのひとの足を引っ張っちゃう。


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