陽だまりをくれたきみが好き。


「それより麻衣ちゃんは?早瀬くんはもういいの?」



隣にいた美由ちゃんが私に問いかける。



「早瀬くんには玲香ちゃんがいるから」



微笑むと美由ちゃんが「そっか……」と肩を落とした。


別れを告げてしばらく経って二人は付き合いはじめた。


二人から付き合うことになったって報告を受けた時は自分のことのように嬉しくなった。


……だから、ほんと。


早瀬くんのことを引きずっているわけじゃないし。


二人とは友だちだから、関係が気まずいわけでもないの。


美由ちゃんが落ち込むことじゃないよ?


私が

こうなることを望んだんだから。



「麻衣は早瀬くんじゃなくてあっちの方が気になるんだもんねー」


「え!?なに、あっちってどっち!?」


「アレ」



沙都子ちゃんが指さした先。


席替えをして、席が遠くなった金髪の彼がいる。


だらしなく机に突っ伏して、眠ってる。


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