元殺し屋と、殺し屋
意味わからぬまま、俺は洗面所を出た。
「・・・!?」
出た途端、俺は驚いた。
声に出していないようだ、良かった。
紅羽が、
体を丸め、しゃがんでいる。
何をしている?
話しかけられる雰囲気ではない。
もしかして、具合でも悪い?
ここで死ぬとか言うパターン?
なら好都合じゃないか。
俺は直接手を下していない。
復讐だとは誰も思うまい。
運命だ。
運命によって、紅羽は死ぬんだ。
これでレンナの無念も果たせる。
レンナに会いに行ける。
俺があの暗闇から抜け出せる。
“ロンリネス”とも、サヨナラ出来る。